大阪市内にある永寿特別養護老人ホームの石井ホーム長から、セラピードッグを受け入れたいという申し入れがあった。
入所しているお年寄りにとって、セラピードッグが持っている役割の大切さを十分理解してもらった上での申し入れで、協会にとっても第1号の譲渡となる。
少しずつ少しずつ、車の「慣らし運転」のように、ゆきを施設に慣らしていこう。
6月29日(91日目)
大阪市内平野区にある永寿特別養護老人ホームへ初のセラピーに出かける。
セラピードッグとして初デビューだね、ゆき。
10名前後の30分間のレクリエーション活動をする。
相変わらず、車の近くにいくとパニクってしまう。
到着すると少しキョロキョロと不安がったが、オヤツを提示すると、しっかりと指示をきく。
でも、時間が経つにつれて集中が切れ、新たに動機づけをしないと、再スタートができない。後半は、フラフラとしっぱなし。
訓練の最中は、いつものように、人に寄っていく姿も見られた。
犬舎に戻ると、夜までぐったりと寝ていた。
午前中だけの訪問だったが、慣れないためすっかり疲れてしまったみたい。
発作がおきなければ良いが…。
ゆきが体調を崩す。
いろんな人と付き合うのは、まだ無理なのだろうか。少しずつ、ゆっくり進もう。