6月22日、日本レスキュー協会が伊丹市に建設中の新施設「セラピードッグ・メディカルセンター」の完成を記念して、セラピードッグについての勉強会が開かれた。
いま日本で、年間約20万頭の犬たちが殺処分されている。その半数以上が、飼い続けることが出来なくなったということで飼い主から持ち込まれた犬だ。
このセンター設立の目的は、捨てられ殺処分される犬を保護し、セラピードッグとして育成し福祉施設へ無償譲渡することだ。
こうした活動を通して、人間と動物との共生を実現していくのがこのセンターの使命でもある。
今日は、多くの人たちに、センターの掲げているこの使命を理解していただこうという勉強会が持たれ、その席上で、セラピードッグ第1号として、ゆきが紹介された。
6月22日(84日目)
勉強会へ参加、人前デビュー。
かなり目がキョロキョロし、尻尾もさがりっぱなし。
人に囲まれると、多少固まってしまう。
ただ、以前収容されていた施設の担当者(О大学の佐藤良夫氏)のことはよく覚えていて、他の人と違う反応を示す。
尻尾をふったまま寄り添う。
かなり疲れたようだが、ごはんは完食。
すぐに寝てしまった。
今日1日いろんな人に会った。環境の変化に対応できるか、今夜の発作が心配。
6月26日(88日目)
6月23日は、1日中ぐったり寝ていた。
24日も、訓練休み。25日の夜からようやく元気を取り戻す。
今日、午後10時半頃に、バリケン内で爪の音がする。のぞいて見ると、座ってチックをしばらくの間していた。
6月27日(89日目)
午前7時半頃、バタンという音がした。けいれんを起こし、倒れ、1分ほどの発作。
雨が降ったり止んだりと、気圧の変化が激しいためか…。